【101日目(完結)】番外編、おわりに
#本当の最終回
#エピローグ
■■ おわりに ■■
サキくんとの思い出作りに、何となく始めたこのマンガでしたが、無事に100日間描ききることができました。
我ながら、よく100日間継続したなーと思います。笑
ここまで続けることができたのは、単純に4コマを描くのが楽しかったからですかね。マンガを通して自分の思いや考えを表現し、作品にすることそのものが純粋に楽しかったです。
また、こんなマンガでも楽しみにしてくれている読者がいるという喜びが、私を勇気づけ、励まし、最後まで描ききる力を与えてくれたと思っています。
本当に、ありがとうございました。
副業マンガ家としてのデビュー作である本作品は、色々な想いが詰まった特別なものです。
せっかくの機会ですので、僭越ながら、その想いを少し記させていただきます。
もしよろしければ、最後までお付き合いください。
● マンガのルール、意義
このマンガは、100日後に会社を辞めてしまうサキくんとの思い出、会社あるあるを中心に、作者であるワニが思いつくがままに一日一話のペースで4コマにするという単純なものです。
特にルールも意義もありませんでしたが、
・誰かを傷つけない
・愚痴や悪口は言わない
・事実に基づいたノンフィクション
(誇張表現はありますが…)
は意識をして描きました。
なので、101日目で描きましたが、いつブチョーにバレても良いと思って描いていました。笑
また、ご承知の通り、このマンガは『100日後に死ぬワニ』を完全にパクった作品です。
表現に行き詰まったときはよく本家の構図、描写を参考にさせていただきました。
当然、きくち先生には無断でパクらせてもらっています。今さらですが、大変申し訳ございません。笑
ただ、理解していただきたいのは、本当に私は本家のワニ、きくち先生の大ファンで、リスペクトしているということです。
是非皆さん、書籍版の『100日後に死ぬワニ』を買いましょう。(もちろん私は買いました。)
● 働くこと、仕事
この作品を描く中で、私自身、働くことや仕事について色々と考えさせられました。
正直言って、仕事は基本しんどいです。理不尽なことも多いし、うまく行かないことの方が多いです。
それでも、毎日の中に小さな喜びや楽しみ、やりがいを見いだし、楽しく仕事ができたらなー、楽しく生きられたらなーって思います。
そんな日常の小さな幸せを "キリトル" 作業そのものが、このマンガでやりたかったことです。
サキくんはもちろん、会社の同僚(特に若手社員)、あるいは世の中の働く多く人々に向けて、私なりのメッセージが届けられたらな、と思っています。
(偉そうですみません。笑)
まぁ、このマンガを見て、ほっこりしたり、肩の力が抜けたり、こんなやつでも仕事してんだなー、くらいに気楽に思ったりしていただければ、作者として嬉しい限りです。
● サキくんについて
このマンガの主人公、サキくんは、ワニのもとにやってきた新入社員です。
機械メーカーの技術者として入社した彼ですが、大学生の延長線みたいなヤツで、一際フワフワ、理系のくせに全然計算もできなくて、とんでもねーヤツが入ってきたなぁと思っていました。笑
ただ、彼は誰とでもコミュニケーションが取れ、誰かに頼りながら仕事を進めるのが得意でした。
計算など技術業務が苦手で、なかなか仕事が思うようにいかず苦しむ彼を見て(なんでこの会社入ったんや。笑)、苦手なことよりも、サキくんの良いところ、得意なことをしっかりと認めてあげることが大切だと思い、接していました。
そんなあるとき、彼が趣味である旅行、カメラのことを熱く語り、運営しているブログや撮影した写真を見させてもらいました。そのときの生き生きとしたサキくんの表情、魅力的な写真から、「これが本当のサキくんなんだ」と気づかされ、嬉しく思いました。
そんな彼の不審な行動(明らかな転職活動)はごく自然で、辞めるという話を聞いたときも、「やっぱりね」という感じでした。
サキくんは、縁もゆかりもない北海道の地で、ゲストハウスのヘルパーをしながら、昔からの夢であった地域活性の仕事をするみたいです。
何回か説明を聞きましたが、結局よく理解できませんでしたが、道東の"点"(ドット ドートー)になるみたいです。笑
ゲストハウス「コケコッコー」↓
www.gh-kokekokko.com
ドット道東↓
note.com
自分の夢に向かってチャレンジする姿勢は尊敬に値します。
このコロナ禍の中、難しい決断だったと思いますが、自分で決めた人生なら、きっと最後まで頑張れると思います。
一緒に働いた仲間がいなくなるのは寂しいですが、サキくんの決断を、夢を、人生を、私は応援します。
● 最後に
改めまして、100日間もの長い間お付き合いくださいましてありがとうございます。
副業マンガ家としてのデビュー作、『100日後にやめるサキ』 は本日をもって完結とさせていただきます。
次回作があるかは分かりませんが、また何か始めたらご連絡します。
最後に、サキくんに、読者の皆様に、そして、自分自身に、私が愛してやまないレゲエの神様、ボブ・マーリー のこの言葉を贈ります。
Love the life you live,
Live the life you love.
自分の生きる人生を愛せ、
自分が愛する人生を生きろ。
100日間、どうもありがとうございました。
2020年9月13日
ワニ
(半沢直樹を観ながら)